三月二十五日、雷蔵さんの「保名」を見て、そのかしらの紫と、袴の紫が印象に残り、あまりにも気高い美しさ。つたないながら詩をつづってみました。此の詩の中に少しでも保名の恋に狂った悲しい姿と、それを現わした雷蔵さんの気高い美しさを、感じる事が出来ましたら幸福と思います。

 

 

(早稲田大学演劇博物館蔵 市川雷蔵着用 「保名」衣装他 寄贈:太田雅子氏)

(可美奈り会誌第7月号)

 

   

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